リヨン 今回は南フランス編でご紹介した、コルビュジェのリヨン・パリ周辺の作品を中心に訪ねます。 その足掛かりとして人口45万人、フランス第2の都市、リヨン旧市街の様子、デザインホテルのクール・デ・ロージュなどから始めます。
ロンシャン礼拝堂 近代建築の巨匠として、インターナショナル・スタイルを目指したル・コルビュジエは、建築史的にもモダニズム建築の第一人者としてのイメージが大勢でしょう。 しかし晩年の作品でノートルダム・デュ・オー礼拝堂(ロンシャン礼拝堂)は、それが本当の彼なのか、曲線を多用した彫刻的造形になっています。訪れた時は大変ショックを受けました。
ラ・トゥーレット修道院 ロンシャン礼拝堂から約4年後、リヨン郊外に建つコルビュジェ晩年の傑作の一つ、ラ・トゥーレット修道院です。 コルビュジエの言葉の中で、「建築は光のもとで繰り広げられる、巧みで正確で壮麗なボリュームの戯れである」という言葉がありますが、この探訪で、特に感じることが出来ました。
ラ・ロッシュージャンヌレ邸 ラ・ロッシュージャンヌレ邸はコルビュジェの兄、音楽家のアルベール・ジャンヌレの家とバーゼルの銀行家、絵画コレクターのラウル・ラ・ロッシュ邸との2世帯住宅です。 外観では2戸一体になっていますが、内部は壁で仕切られています。
スイス学生会館/ブラジル学生会館 パリ南部のジャルダン大通りにある国際大学都市。 広大な敷地のなかに37に及ぶ寮があり、今回紹介するスイス学生会館、ブラジル学生会館をはじめ、日本館もあります。それぞれの国にちなんだ建築様式で建築されています。
ポンピドゥー・センター ポンピドゥー・センターの正式名称はジョルジュ・ポンピドー国立芸術文化センター。 国立近代美術館、公共情報図書館、産業創造センター、音響音楽研究所IRCAM(別棟)が入っている文化施設の集合体です。
ルーヴル美術館(ガラスピラミッド) ルーヴル美術館はパリにあるフランスの国立博物館。 建物は1190年の城砦建築からが始まりです。 1989年、イオ・ミン・ペイ設計によるガラスのピラミッド(内部に逆ピラミッド)がデザインされました。彼は1983年にプリツカ―賞を受賞しています。
パリの記憶 フランスの首都であるパリは、ニューヨーク、ロンドンなどと並ぶ世界有数の都市のひとつです。 市内をセーヌ川が貫く地形で、ノートルダム大聖堂などがあるシテ島を中心に発展しました。現在では「花の都」「芸術の都」などと呼ばれていて、世界屈指の観光都市であり、観光が大きな産業になっています。