パリの記憶 フランスの首都であるパリは、ニューヨーク、ロンドンなどと並ぶ世界有数の都市のひとつです。 市内をセーヌ川が貫く地形で、ノートルダム大聖堂などがあるシテ島を中心に発展しました。現在では「花の都」「芸術の都」などと呼ばれていて、世界屈指の観光都市であり、観光が大きな産業になっています。
ルーヴル美術館(ガラスピラミッド) ルーヴル美術館はパリにあるフランスの国立博物館。 建物は1190年の城砦建築からが始まりです。 1989年、イオ・ミン・ペイ設計によるガラスのピラミッド(内部に逆ピラミッド)がデザインされました。彼は1983年にプリツカ―賞を受賞しています。
ベルリンとポツダム広場/クーダム101ホテル かつてはヨーロッパ経済の中心地の一つだったポツダム広場ですが、東西陣営の緊張で出来たベルリンの壁で分断されてから、その活気を失っていました。 東西ドイツ統一後の現在では、まるでかつての栄光を取り戻すかのように商業・ビジネスエリアの中心地として、再開発の建設ラッシュがつ続いており、街は活気溢れる様子でした。ここでは広場でみかけた建物と、デザインホテルを紹介したいと思います。
ポンピドゥー・センター ポンピドゥー・センターの正式名称はジョルジュ・ポンピドー国立芸術文化センター。 国立近代美術館、公共情報図書館、産業創造センター、音響音楽研究所IRCAM(別棟)が入っている文化施設の集合体です。
ギャラリー・ラファイエット/ソニーセンター/ドイツ連邦議会新議事堂 ギャラリー・ラファイエットはジャン・ヌーヴェルのガラス建築です。フランス・パリの有名デパート、ギャラリー・ラファイエットが1996年、ベルリン店をオープンさせました。 ソニーセンターは富士山のような形で、フォーラムと呼ばれる空間が特徴です。 歴史あるドイツ連邦議会新議事堂。ノーマン・フォスターは既存建物にガラスドームを乗せて、それに反射ミラーガラスを使い、内部に効率良く光が届くようにデザインしました。
デンマークの記憶 ここで紹介するクロ(Kro)とは、デンマーク語で「旅籠」のことです。 一口にクロといっても、プールや会議室などを有する大規模なクロもあれば、昔ながらの茅葺屋根のデンマークらしいクロもあります。 特にユトランド半島などの田園地帯にあるクロは、日本でいう旅亭にちかいもので、アットホームな雰囲気が最大の魅力です。一般的に食事がおいしく、食事目当てで宿泊する人やレストランとして利用できるクロも多いので、地元をはじめ、旅行者にも人気があります。
在ベルリン・オランダ大使館/イギリス大使館 レム・コールハースの在ベルリン・オランダ大使館です。レムが気持ちで造ったという作品になっています。内部はDVDで見ましたが、導線にいろいろな仕掛けが施されていました。 もうひとつは在ベルリン・イギリス大使館です。
バーゼルの建築 バーセルでのザハ・ハディド、ミラー&マランタ、ディーナー&ディーナー、マリオ・ボッタたちの建築を紹介します。クリスチャン・ディルの養護施設は、入居者の為にとことん考えられた設計になっていて、ちょっと感動しました。最後に街の記憶も紹介します。
ルイジアナ美術館 建築家 JorgenBoとVilhelmWohlert が、共同でデザインをした海を望む高台にある美術館です。彼らは「風景にとけ込む」ということを第一のコンセプトとして設計しました。 世界で一番美しい、ガラス張りの回遊式美術館と言われています。また世界でも有数のモダンアートコレクションを有することで知られており、庭園にも多くのアートが点在しています。ヤコブセンの家具もいたるところに使用されていました。
SUVA集合住宅&オフィス/シャウラガー美術館 SUVA集合住宅&オフィスは、1950年に建設された建物のリニュアル。簡単に表現すると既存建物をガラスで覆ったダブル・スキン構造です。 シャウラガー美術館のシャウラガーとはドイツ語で「見る」と「倉庫」の造語。ドーンという感じですね。ワラと土を混ぜて、凝縮し練って造ったような・・。
ユダヤ博物館/トポグラフィー・オブ・テラー ユダヤ博物館はダニエル・リベスキンドの設計。細長い長方形の折紙を折りたたんだような形に見えます。鋭角に切り裂かれたような外観のスリットが特徴的。歴史的に思えば過激なデザインだなと感じましたが、二度と繰り返さないという意味で、強いメッセージになっています。 トポグラフィー・オブ・テラーはベルリンの壁(1961-1989)が一部残されていて、展示場になっている施設です。
スイス学生会館/ブラジル学生会館 パリ南部のジャルダン大通りにある国際大学都市。 広大な敷地のなかに37に及ぶ寮があり、今回紹介するスイス学生会館、ブラジル学生会館をはじめ、日本館もあります。それぞれの国にちなんだ建築様式で建築されています。
アムステルダムと東京 運河が多く、歴史ある建物が点在し、地形的に集合住宅が多いところが、東京に似ているといわれていて、とても参考になります。 アムステルダムは首都ですが、政治の中心はハーグにあり、アムステルダムは観光・商業の中心都市です。街なかの運河沿いに並ぶ邸宅は、17世紀の豪商のもので、飾り窓、アンネ・フランクの家などもその中にあります。
スラレド市庁舎/ルードブレ市庁舎 スラレド市庁舎の特徴として、大理石を外壁に使い、内装には木材を多用した仕様になっています。外観のハードさとは対照的に、内部の落ち着いたインテリアはみなさんも気に入ることでしょう。 ルードブレ市庁舎の外観はガラスのカーテンウォール。この時代の彼を象徴する建物でもあり、そして建物内部の各所に観られる色使いは、ミッドセンチュリーそのもので明るく開放的な空間です。
ラ・ロッシュージャンヌレ邸 ラ・ロッシュージャンヌレ邸はコルビュジェの兄、音楽家のアルベール・ジャンヌレの家とバーゼルの銀行家、絵画コレクターのラウル・ラ・ロッシュ邸との2世帯住宅です。 外観では2戸一体になっていますが、内部は壁で仕切られています。
セント・ヤコブ・パーク/シグナルボックス セント・ヤコブ・パークは、ボコボコと飛び出した半透明のポリカーボネートで覆われています。併設部はコンクリートをくり抜いたようなPC板が貼ってあり、スタジアムに比べて対称的な印象です。 シグナルボックスはバーゼル駅の信号舎。同じデザインのものが2箇所あります。銅の雰囲気も鉄道になじんでみえました。
アムステルダム東部湾岸地区の再開発 アムステルダム東部湾岸地区の再開発は、慢性的な住宅不足を補うために、アムステルダムの中心部に隣接する旧港湾エリアを、住宅に転用したプロジェクトです。 もともと地区内には造船・修理用につくられた5つの島があり、それぞれの島ごとに異なるコンセプトの開発が行われました。