ここではスイス第2の都市、バーゼルでのヘルツォーク&ド・ムーロン建築を紹介します。
初めはロゼッティバウとシュッツェンマット通りの住宅です。
ヘルツォーク&ド・ムーロン(ジャック・ヘルツォーク&ピエール・ド・ムーロン)
Jaques Herzog & Pierre de Meuron 1950- スイス
東京表参道PRADAビル
スイス、バーゼル生まれ。
双方ともにETH(チューリヒ連邦工科大学)の建築学科で学ぶという、同じキャリアの2人が1975年同大学を卒業後、1979年バーゼルに、ヘルツォーク&ムーロン事務所を設立。
ロンドンのテート・モダンは記憶に新しいところで、フォーラム・ビルディング、北京国家体育場など、世界各国のプラダプロジェクトを担当していることでも注目されており、東京では、表参道にあるプラダビル(写真左)もそのひとつです。
出生地でもあるバーゼルには、とくに思い入れがあり、集合住宅・オフィスビル・鉄道倉庫・研究所など、機能的で斬新な建築を、街のあちこちで数多く手がけています。
それらの作品の多くから、通常の建築素材を使用しながら、その素材から想像しづらい印象を持つ建築を造りだすことに、最大の特徴がある、建築家ユニットといえるでしょう。
2001年、プリツカー賞受賞。
バーゼルはライン川沿いのスイス北西部に位置し、ドイツ、フランスの国境と接して、大型船舶が通航できる最上流の港を持つ街です。スイス文化の首都などとも呼ばれています。製薬会社のロシュ、ノバルティスなどの本社があり、製薬業においては世界的な中心都市でもあります。
バーゼル州立病院内ロゼッティバウ(1999) ヘルツォーク&ド・ムーロン
病院であることを感じさせない設計。
緑色で出来た透明感のあるジューシーな建物という 感じです。モアレがきれい。
緑色のドットプリントガラスに覆われたダブルスキン構造になっています。
シュッツェンマット通りの住宅(1992) ヘルツォーク&ド・ムーロン
バーゼル市内のマンホールの蓋をモチーフにデザインされたそうです。
旧市街の、こんな雰囲気の場所にあります。