20世紀初頭からアメリカの繁栄の象徴として、ニューヨーク・マンハッタンに摩天楼ビル(高層建築)が建設され始めます。
クライスラービル、エンパイア・ステート・ビルディングなど、その歴史を担ういくつかのビルを紹介します。(有名ですね)
クライスラービル(1930) ウィリアム・ヴァン・アレン (319m)
内外装をアール・デコの装飾で施されている傑作で、ニューヨーク摩天楼ビルの象徴として君臨している世界的に有名なビルです。
クライスラー社のビルでしたが、現在ではファンドが所有するビルになっています。
エンパイア・ステート・ビルディング(1931) リッチモンド・H・シュリーブ+ウィリアム・ラム+アーサー・L・ハーモン (443.2m)
当時クライスラービルの世界一の高さに対抗して建設されました。キングコングで有名ですね。
一部にアール・デコ装飾が施されています。
建設当時は1929年の世界大恐慌の影響で、オフィスはガラガラだったそうです。
86階の屋外展望台からの夜景。マンハッタンが一望出来ます。
102階の第二展望台へも行きましたが、狭くてガラス越しなので、行かなくても良いと思います。
トランプ・タワー(1983) (202.4m)
不動産王のドナルド・トランプが開発しました。
5番街の目抜き通りに建設され、ショッピングモール・アパートメント・オフィスなどが入る複合施設ビルです。
GEビルディング(旧RCAビルディング)(1933) レイモンド・フッド (259m)
ロックフェラー・センターは5・6番街にあり、高層のGEビルディング(通称30ロック)を含む複数ビル(19棟)で構成される複合施設です。
1989年、日本経済バブル時に三菱地所が買収(14棟・2,200億円)したことで有名で、現在も一部のビルを所有しています。
12月の特大クリスマスツリーは、毎年放送されますね。
フラットアイアンビルディング(1902) ダニエル・バーナム (87m)
ニューヨークでも古い建物で、最初の摩天楼ビルだといわれています。
三角ビルのその形がユニークで、いまでも人気があり、私も大好きなビルのひとつです。